港湾、空港など海洋・海上土木分野を専門とする建設コンサルタント|技術情報

技術情報

解析・シミュレーション技術

地盤や水域環境など最新の解析技術により信頼性の高い設計を実現します。

動的挙動解析(FLIP)
FLIP(Finite Element Analysis of Liquefaction Program)は有効応力法に基づく地震応答解析で地盤の変状や液状化現象について、検討対象の構造物を含む地盤(または土構造物)が液状化するかどうかを解析、予測、評価することが出来ます。また、液状化する場合の対策工についての検討に利用することが出来ます。
動的挙動解析(FLIP)
港内静隠度解析
港内静穏度解析は、差分化された波動方程式を与えられた境界条件の下に非定常計算する改良型数値波動解析法です。港湾、漁港、マリーナなどを対象に、その港湾構造物周辺における波高分布を解析します。
構内静隠度解析
浮体動揺解析
沈埋函など大型浮体構造物の動揺解析シミュレーションを行います。波力、風力などを不規則外力として扱うことができ、周波数一定型および遅延関数型を使用した運動方程式を用いて構造物の動揺変位量や係留力などを解析・予測・評価します。
浮体動揺解析
数値波動水路

防波堤などの海洋構造物に作用する力や効果は、従来非常に大きな水槽で実験を行い、その力や効果を測定してきました。 しかしこれらの実験は非常に時間とコストがかかるために、基本的な形状や大規模な施設でしか行われない状況でした。

数値波動水路(CADMAS-SURF)は、コンピュータ上でこれらの実験をシミュレートする事により、作用する力や流れなどを再現できるソフトウエアです。

当社は、数値波動水路の耐波設計への適用に関する研究会のメンバーとして、これらの開発を行って参りました。 これらの豊かな知識を元に、海洋構造物設計へのより的確な状況を反映すると共に、更なるコストダウンに励んで参ります。

数値波動水路

強震観測

強震観測

強震観測は加速度計を用いて実施します。観測により得られた加速度時刻歴のデータをもとに、観測地点の照査用地震動の作成に必要となるサイト増幅特性の設定を行ないます。

常時微動観測

常時微動観測

常時微動観測は速度計を用いて実施します。常に小刻みに動いている地盤のわずかな揺れを観測することで、地盤の振動特性を把握します。一人でも一日で観測することが可能です。

桟橋補修技術

桟橋補修技術

任意形立体骨組み構造を対象とした、3次元有限要素法(FEM)解析プログラムを使用して、静的・動的荷重による線形および非線形解析が行え、幾何学的非線形性を同時に考慮した解析が可能です。材料はコンクリートや鉄筋の他、炭素繊維シートやアラミド繊維シートを選択でき、それらを用いた補修方法の検討に利用することが出来ます。